単位・公差
加工寸法の普通公差について
(JIS B0403、0405、0408より抜粋)
一般事項
公差等級を選ぶ場合、個々の工場で通常に得られる加工精度を考慮しなければならない。個々の形体(feature)に対して、より小さな公差が要求される場合、又はより大きな公差が許容され、かつ、それがより経済的である場合には、そのような公差をその基準寸法に続けて個々に指示するのがよい。
普通公差
長さ寸法
長さ寸法に対する普通公差は、表1及び表2に示す許容差による。
表1 面取り部分を除く長さ寸法に対する許容差
| (かどの丸み及びかどの面取寸法については、表2参照) | 単位 mm |
| 公差等級 | 基準寸法の区分 | ||||||||
| 記号 | 説明 | 0.5(1)以上 3以下 |
3を超え 6以下 |
6を超え 30以下 |
30を超え 120以下 |
120を超え 400以下 |
400を超え 1000以下 |
1000を超え 2000以下 |
2000を超え 4000以下 |
| 許容差 | |||||||||
| f | 精級 |
±0.05 | ±0.05 | ±0.1 | ±0.15 | ±0.2 | ±0.3 | ±0.5 | - |
| m | 中級 | ±0.1 | ±0.1 | ±0.2 | ±0.3 | ±0.5 | ±0.8 | ±1.2 | ±2 |
| c | 粗級 | ±0.2 | ±0.3 | ±0.5 | ±0.8 | ±1.2 | ±2 | ±3 | ±4 |
| v | 極粗級 | - | ±0.5 | ±1 | ±1.5 | ±2.5 | ±4 | ±6 | ±6 |
| 注(1) | 0.5mm未満の基準寸法に対しては、その基準寸法に続けて許容差を個々に指示する。 |
表2 面取り部分の長さ寸法
| (かどの丸み及びかどの面取り寸法)に対する許容差 | 単位 mm |
| 公差等級 | 基準寸法の区分 | |||
| 記号 | 説明 | 0.5(1)以上3以下 | 3を超え6以下 | 6を超えるもの |
| 許容差 | ||||
| f | 精級 |
±0.2 | ±0.5 | ±1 |
| m | 中級 | |||
| c | 粗級 | ±0.4 | ±1 | ±2 |
| v | 極粗級 | |||
| 注(1) | 0.5mm未満の基準寸法に対しては、その基準寸法に続けて許容差を個々に指示する。 |
角度寸法
角度の単位で指定した普通公差は、線の、又は表面を構成している線分の
一般的な姿勢だけを規制し、それらの形状偏差を規制するものではない。
実際の表面から得られる線の一般的な姿勢は、理想的な幾何学的形状の
接触線の姿勢で決まる。 このとき、接触線と実際の線との間の最大間隔は、
できるだけ小さい値でなければならない。
角度寸法の普通公差は、表3に示す許容差による。
一般的な姿勢だけを規制し、それらの形状偏差を規制するものではない。
実際の表面から得られる線の一般的な姿勢は、理想的な幾何学的形状の
接触線の姿勢で決まる。 このとき、接触線と実際の線との間の最大間隔は、
できるだけ小さい値でなければならない。
角度寸法の普通公差は、表3に示す許容差による。
表3 角度寸法の許容差
| 公差等級 | 基準寸法の区分 | |||||
| 記号 | 説明 | 10以下 | 10を超え 50以下 |
50を超え 120以下 |
120を超え 400以下 |
400を超える もの |
| 許容差 | ||||||
| f | 精級 |
±1° | ±30' | ±20' | ±10' | ±5' |
| m | 中級 | |||||
| c | 粗級 | ±1°30' | ±1° | ±30' | ±15' | ±10' |
| v | 極粗級 | ±3° | ±2° | ±1° | ±30' | ±20' |
金属プレス加工品の普通寸法公差
適用範囲
この規格は、金属プレス加工品の普通寸法公差について規定する。
なお、ここでいう金属プレス加工品とは、金属板を打抜き・曲げ・絞りによってプレス加工したものをいい、金属板のせん断加工品は含まない。
なお、ここでいう金属プレス加工品とは、金属板を打抜き・曲げ・絞りによってプレス加工したものをいい、金属板のせん断加工品は含まない。
打抜きの普通寸法公差
打抜きの普通寸法公差の等級はA級、B級及びC級の3等級とし、それぞれの寸法許容差は表1による。
表1 打抜きの普通寸法許容差 |
単位 mm |
| 基準寸法の区分 | 等級 | ||
| A級 | B級 | C級 | |
| 6以下 |
±0.05 |
±0.1 |
±0.3 |
| 6を超え30以下 | ±0.1 | ±0.2 | ±0.5 |
| 30を超え120以下 | ±0.15 | ±0.3 | ±0.8 |
| 120を超え400以下 | ±0.2 | ±0.5 | ±1.2 |
| 400を超え1000以下 | ±0.3 | ±0.8 | ±2 |
| 1000を超え2000以下 | ±0.5 | ±1.2 | ±3 |
備考 : A級、B級及びC級は、それぞれJIS B 0405の公差等級f、m及びcに相当する。
曲げ及び絞りの普通寸法公差
曲げ及び絞りの普通寸法公差の等級はA級、B級及びC級の3等級とし、それぞれの寸法許容差は表2による。
表2 曲げ及び絞りの普通寸法許容差 |
単位 mm |
| 基準寸法の区分 | 等級 | ||
| A級 | B級 | C級 | |
| 6以下 |
±0.1 |
±0.3 |
±0.5 |
| 6を超え30以下 | ±0.2 | ±0.5 | ±1 |
| 30を超え120以下 | ±0.3 | ±0.8 | ±1.5 |
| 120を超え400以下 | ±0.5 | ±1.2 | ±2.5 |
| 400を超え1000以下 | ±0.8 | ±2 | ±4 |
| 1000を超え2000以下 | ±1.2 | ±3 | ±6 |
備考 : A級、B級及びC級は、それぞれJIS B 0405の公差等級m、c及びに相当する。
鋳鉄品の普通許容差
適用範囲
この規格は、砂型(精密鋳型及びこれに準ずるものを除く。)による。ねずみ鋳鉄品及び球状黒鉛鋳鉄品の長さ及び肉厚の鋳放し寸法の普通許容差(以下、普通許容差という。)について規定する。
表1 長さの普通許容差 |
単位 mm |
| 寸法の区分 | 材料 | ねずみ鋳鉄品 | 球状黒鉛鋳鉄品 | ||
| 等級 | 精 級 | 並 級 | 精 級 | 並 級 | |
| 120以下 |
±1 | ±1.5 | ±1.5 | ±2 | |
| 120を超え250以下 | ±1.5 | ±2 | ±2 | ±2.5 | |
| 250を超え400以下 | ±2 | ±3 | ±2.5 | ±3.5 | |
| 400を超え800以下 | ±3 | ±4 | ±4 | ±5 | |
| 800を超え1600以下 | ±4 | ±6 | ±5 | ±7 | |
| 1600を超え3150以下 | - | ±10 | - | ±10 | |
表2 肉厚の普通許容差 |
単位 mm |
| 寸法の区分 | 材料 | ねずみ鋳鉄品 | 球状黒鉛鋳鉄品 | ||
| 等級 | 精 級 | 並 級 | 精 級 | 並 級 | |
| 10以下 |
±1 | ±1.5 | ±1.2 | ±2 | |
| 10を超え18以下 | ±1.5 | ±2 | ±1.5 | ±2.5 | |
| 18を超え30以下 | ±2 | ±3 | ±2 | ±3 | |
| 30を超え50以下 | ±2 | ±3.5 | ±2.5 | ±4 | |



