マーキング機器Q&A
マーキング機器Q&A 回答その1
- Q1
YAGレーザマーカとCO2レーザマーカの違いは何ですか?
- A1
- レーザ光の波長が違います。
YAGレーザは1.064μm CO2レーザは10.6μmです。YAGとCO2レーザの違い
YAGレーザの方が波長が1/10 と短いため、金属表面での反射率が低くエネルギー損失が抑えられ、結果として金属への加工がし易くなります。逆に、CO2レーザはガラス等にもエネルギー吸収される波長領域のため、透明体への印字に適しています。
樹脂の場合は、材質によってレーザの吸収率が違うためそれぞれ発色性が異なります(A3の別表で目安をご確認ください)。一般的には、YAGレーザの方がCO2レーザに比べ発色する樹脂の種類が多い傾向にあります。
- Q2
材質別のマーキング機器の選定方法について教えてください。
- A2
- 材質ごとの選定目安は以下のとおりです。
材質名 YAGレーザマーカ
MD-Yシリーズ
(参考:キーエンス製)CO2レーザマーカ
ML-Gシリーズ
(参考:キーエンス製)樹脂 ○ ○ 金属 ○ ステンレスのみ○ メッキ ○ × 透明体(ガラス・樹脂) × ○ セラミック ○ ○ - 表記中の○、×の判定は、対象物の状態・添加剤及び条件の設定によって異なります。
代表例として参考にしてください。
- 表記中の○、×の判定は、対象物の状態・添加剤及び条件の設定によって異なります。
- Q3
-
YAGレーザマーカ、CO2レーザマーカで発色する材質、しない材質を教えてください。
- A3
- 発色する材質の代表例を以下に示します。
材 質 名 YAGレーザマーカ
MD-Hシリーズ
(参考:キーエンス製)CO2レーザマーカ
ML-Gシリーズ
(参考:キーエンス製)樹脂 PE(ポリエチレン) ◎ ○ PC(ポリカーボネイト) ◎ ○ PP(ポリプロプレン) ◎ ○ POM(ポリアセタール) ◎ ○ PBT(ポリブチレン・テレフタレート) ◎ ○ PET(ポリエチレン・テレフタレート) △ ○ ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・
スチレン)◎ ○ EP(エポキシ) ◎ ◎ PF(フェノール) ◎ ◎ UF(ユリア) ◎ ◎ PVC(塩化ビニール) ○ ◎ PA (ポリアミド/ナイロン) ◎ ○ 金属 鉄 ◎ 印字不可 アルミ ◎ 印字不可 ステンレス ◎ ○ メッキ ◎ 印字不可 アルマイト加工 ◎ ○ セラミック ○ ○ その他 ガラス 印字不可 ○ ゴム ○ ○ - 表記中の◎、○、△、×の判定は、対象物の状態・添加剤及び条件の設定によって異なります。
代表例として参考にしてください。
- 表記中の◎、○、△、×の判定は、対象物の状態・添加剤及び条件の設定によって異なります。
- Q4
レーザのクラス分けについて教えてください。
- A4
- 「レーザ製品の放射安全基準」(JISのC6802に規定する)に定めるところで、全てのレーザを人体に与える影響に基き、5種に区別しています。
安全クラス基準
クラス1 本質的に安全 特別な安全対策不要(レーザプリンタやCDなど) クラス2 安全 可視光に対して定められているクラス(レーザポインタなど) クラス3A 少し危険 光学系を用いたビーム内の観察は危険(可視光に対してクラス2の五倍の出力) クラス3B かなり危険 直接のビーム内観察は危険(拡散反射光で最小観察距離が13cm以上、最大観察時間が10s以内であれば安全) クラス4 とても危険 拡散反射光でさえ危険,皮膚やけど、火災の危険を生じる(多くの実験用、工業用レーザがこの部類に入る) - レーザ製造業者は、クラス2以上の製品に警告・説明ラベルを貼らねばならない。
- Q5
レーザマーカ設置の時の安全対策について教えてください。
- A5
- 以下に代表的な設置例を示します。
レーザマーカ設置例



