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インクジェットプリンタとは

インクジェットプリンタといえばパソコン用を思い浮かべる方が多いと思います。インクを飛ばして対象物に印字するのは同じですが、産業用インクジェットプリンタは様々な工業製品に生産ライン上で直接印字するため、使用するインクの種類や用途が異なります。

  パソコン用 産業用
インクが飛ぶ距離 5mm程度※1 10〜30mm※2
対象物 専用紙 限定なし
金属製・樹脂など
染み込まないものでも可
インクの種類
水性 溶剤性
主な用途 家庭やオフィスでの
文書印刷に
缶ビールの底などへの
製造日付、記号の印字に
※1 一般的なPC用プリンタのノズル―紙間距離
※2 キーエンス製MK−7500長距離モード時

産業用は、対象物が紙に限らず、包装フィルム・缶・PETボトルなどあらゆる材質に印字する必要があります。また多くの場合、生産ライン上で製品が移動中に印字するため、インクは1秒程度で乾く速乾性のものを使用しています。しかも指でこすったくらいでは 落ちない強度も要求されます。そのため産業用のインクジェットプリンタのインクはいわば「瞬間接着剤」のように扱われます。産業用のインクジェットプリンタは“機械の中ではインクを乾かさずに保持し、微細なインク粒を作って精度良く飛ばし、製品に文字を書いた瞬間インクを乾かす”とても賢い超精密機械なのです。
実際に印字する姿は、ベルトコンベアの上をドンドン流れる製品に、音も無くフッと文字が現れるようで不思議な感じがします。

インクジェットプリンタの原理

プリンタノズルから、加圧されたインクが飛び出します。インクは振動を受けながら粒子化され、同時に帯電を受け、負電荷が飽和した状態のまま、偏向電極板を通過します。このときに、正の電荷を帯びた偏向電極板側にインクは、引き寄せられ、飛ぶ方向を変化させます。これをひと粒ごとに制御します。インク粒は、縦1列に飛び出すため、印字対象物が横方向に移動することで、文字を形成します。
「インクジェットプリンタの原理」の説明画像
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