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まるごとわかる 変位計/寸法測定器

変位センサ・変位計

接触式変位センサとは

測定原理

接触式変位センサにはトランス方式とスケール方式の2つの方式があります。
GTシリーズ(ラップトランス方式)、ATシリーズ(差動トランス方式)はトランス方式です。
GT2シリーズ(スケールショットシステム)、はスケール方式とトランス方式の利点をあわせ持った方式になります。
GTシリーズ(ラップトランス方式)の原理
「測定原理」の説明画像 コイルに電流を流すと磁界が発生します。
その中にコアを挿入すると、挿入量に応じてコイルのインピーダンスが変化し、それに応じて信号レベルが変化します。この信号レベルの変化を検出し、移動量に換算しています。さらに、補正用コイルでも同様に検出し、2つの信号を比較することにより、誤差成分を除去しています。

AT2シリーズ(差動トランス)の原理
「測定原理」の説明画像差動トランスは3つのコイルと可動鉄心で構成されています。1次コイルを交流(一定周波数電圧)で励磁すると被測定物体に連動して動く可動鉄心により2次コイルに誘起電圧が発生します。
これを差動結合し、電圧差として取り出し、変位出力としています。
可動鉄心が左右対称の位置すなわち中央に位置している時は、左右に誘起される交流電圧は
等しくなり、電圧差が0となり出力は0となります。
可動鉄心の位置が中央からずれると、左右コイルの誘起電圧に差が生じ、
その差に比例した交流電圧が現れます。
この交流電圧を1次コイルに流した交流電圧とくらべると可動鉄心が右にある場合と左にある場合
とでは波形(位相)が逆になります。
この現象を利用して可動鉄心の左右の変位の大きさを正負の直流電圧の大きさに変換し、
可動鉄心の変位を測定しています。
AT-Vシリーズの原理
AT-Vシリーズは、インダクタンスの等しい一対のコイルL1、L2と可動磁心で構成されています。
このコイルには発振回路により、交互に電流が流れるようになっています。
可動磁心が被測定物体に連動して移動すると、コイルのインダクタンスが変化し、それにともないコイルL1、L2に流れる時間も変化します。
この時間の差を変換器により電圧として取り出し、変位出力としています。

構造

「測定原理」の説明画像

マルチバイブレータ回路

「測定原理」の説明画像


オプション接触子

口一ラ接触子

2種類のローラタイプを用意しております。
連続して移動する物体の測定に有効です。

「測定原理」の説明画像

平板接触子

2種類の平板接触子タイプを用意しております。
検出面積が狭い場合に有効です。

「測定原理」の説明画像

二ードル接触子

2種類のニードルタイプを用意しております。
先端に超硬を用いた針状の接触子です。
溝や穴の中などの測定に有効です。

「測定原理」の説明画像


エアーリフターシステムについて

AT2シリーズのバリエーションの1つとしてエアーリフタータイプを用意しております。その代表的なシステム例を紹介します。
1 空気圧源(コンプレッサ)
空気を圧縮して高圧にするものです。
9.8×104~9.8×105Paを発生させるものが一般的です。
2 空気圧フィルタ

コンプレッサで発生させた圧縮空気中のドレン(水分)、オイルミスト、ゴミなどの不純物を取り除くために使われます。
下記の記号は自動排出器付き空気圧フィルタを表します。

「エアーリフターシステムについて」の説明画像
「エアーリフターシステムについて」の説明画像
3 空気圧用減圧弁

空気圧源の圧力が安定していない場合、
直接センサヘッドを動作させると損傷や寿命の低下を招きます。
このような時に1次側の空気圧の変動をおさえ、2次側を安定させるために使われます。

「エアーリフターシステムについて」の説明画像
4 電磁弁(ソレノイドバルブ)
空気の流れる方向を弁によって変化させ、空気圧シリンダなどのアクチュエータを制御するために使われます。下記の記号は3ポート電磁弁直動ノーマルクローズ形を表します。
「エアーリフターシステムについて」の説明画像
5 エジェクタ
空気を粘性を利用して真空を発生させる装置です。ノズルから勢いよく空気を噴出させるとその周辺の空気は噴流に巻き込まれて持ち去られ、その結果負圧になります。
短時間だけ真空を発生させたい場合や、真空を使いたい箇所が少なく真空ポンプを設置するほどでもない場合に使用します。
「エアーリフターシステムについて」の説明画像
一次側の空気圧をノズルから噴射するときの速度により、二次側の空気が引き付けられて真空が発生する。
「エアーリフターシステムについて」の説明画像
6 サイレンサ(空気圧用消音器)

空気圧回路に使用する排気ポート等から空気圧を大気へ放出する時、空気圧が急激に膨張するため、大きな排気音が生じます。この排気音を減衰させるのが空気圧用消音器(サイレンサ)です。

「エアーリフターシステムについて」の説明画像

(例)

「エアーリフターシステムについて」の説明画像
 速度制御弁(スピードコントローラ)
空気の流量を調整するもので、シリンダのスピード調整等に使用されます。このシステムは、センサのロッドの下降スピードの調整に使用します。
「エアーリフターシステムについて」の説明画像

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